日本の初婚年齢は上昇傾向
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2016年度の婚姻に関する統計を見てみると、初婚の平均年齢が高くなっているという報告が挙がっています。また、グラフ化した場合、初婚年齢が上がっているのに対し、婚姻率は減少の傾向にあることが解りました。これらは、近年社会問題化されている日本の少子化や不況などの情勢に少なからず起因していることも考えられます。
平均婚姻年齢の年次推移を初婚-再婚の組合せ別にみると、全ての組合せにおいて夫、妻とも年々上昇傾向となっており、平成 27 年では、「夫妻とも初婚」の場合、夫は 30.7 歳、妻は 29.0 歳、「夫妻とも再婚」の場合、夫は 46.5 歳、妻は 42.7 歳となっている。年齢差(夫-妻)の年次推移をみると、全ての組合せにおいて近年は横ばいとなっている。
結婚に対し不安を抱えることが増えた
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未婚の人の結婚をしない理由の一つに「収入や貯蓄に不安を感じる」という人が多いのです。婚姻率の減少傾向は日本の不安な情勢が影響していることが考えられます。高齢化社会や非正規雇用・フリーターの増加など不安定な雇用機会や地方の核家族化など将来の見通しが暗いと考える人が多いことです。
また、結婚することによる家事や育児の負担など時代の移り変わりとともに結婚に対する意識の変化も挙げられています。このことから、社会情勢の変化と共に結婚に対する不安が膨れ上がっていることが婚姻率・少子化の原因に影響していると考えられます。
また、結婚することによる家事や育児の負担など時代の移り変わりとともに結婚に対する意識の変化も挙げられています。このことから、社会情勢の変化と共に結婚に対する不安が膨れ上がっていることが婚姻率・少子化の原因に影響していると考えられます。
学歴でみる結婚率と結婚の時期
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年々婚姻率が減少傾向にある日本ではどの時期での結婚率が高いかというと、年代で見れば男性は31歳、女性は29歳という数字が厚生労働省の人口動態統計の年間推計で出ていました。戦後のベビーブームをピークに婚姻率は右肩下がり、初婚年齢は逆に右肩上がりというのが見られます。
では、学歴で見ればどうなのでしょうか?テレビやニュースなどの報道のイメージで学歴が低いほど結婚は早いと思っている人も多いと思いますが実際はどうなのでしょうか。
女性の例を挙げてみると日本では、高学歴の女性ほど結婚率は低くなっています。これにはキャリア女性の結婚による収入の低下、仕事と育児の両立が困難と考える層が多いと考えられています。結婚相手の男性の方が女性に比べて収入が劣る場合、生活水準を落とすことに不安を抱えるというのが推測されています。
男性の方は仮に高卒であっても収入に問題が無ければ機会があればと結婚を考える人も見られます。また、家事や育児に関しても以前に比べて協力的な考えを持つ人が早い時期で結婚を意識しています。やはり結婚のハードルは生活の変化や相手次第という部分が大部分を占めていると考えられます。
では、学歴で見ればどうなのでしょうか?テレビやニュースなどの報道のイメージで学歴が低いほど結婚は早いと思っている人も多いと思いますが実際はどうなのでしょうか。
女性の例を挙げてみると日本では、高学歴の女性ほど結婚率は低くなっています。これにはキャリア女性の結婚による収入の低下、仕事と育児の両立が困難と考える層が多いと考えられています。結婚相手の男性の方が女性に比べて収入が劣る場合、生活水準を落とすことに不安を抱えるというのが推測されています。
男性の方は仮に高卒であっても収入に問題が無ければ機会があればと結婚を考える人も見られます。また、家事や育児に関しても以前に比べて協力的な考えを持つ人が早い時期で結婚を意識しています。やはり結婚のハードルは生活の変化や相手次第という部分が大部分を占めていると考えられます。
みんな結婚したいと思っているのに結婚しない社会。その要因のひとつとして、女性の高学歴・高収入層と男性の低学歴・低収入層とのミスマッチを指摘する人がいます。あるキャリア女性向けネットサイトの調査で「年収300万円で家事育児に協力的な人」と「年収1000万円で非協力的な人」のどちらをパートナーにしたいかと聞くと、6割以上が「年収300万円で家事育児に協力的な人」を選ぶという結果が出ました。
結婚の時期は不安要素次第
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男女共に結婚に関する意識は希薄と言うよりも現状の環境に不安を抱えることに左右されているということが考えられます。若いうちはまだ心に余裕があり、出会いの機会も多いためにあまり意識しなかった人でも、年を取るにつれて次第に不安を抱えていくものです。
相手がいても結婚の環境を整っていないことへの不安が高いと、その先の一歩にためらいを感じてしまうということなのです。結婚を考えている人は、地盤を固めるための環境整備とパートナー選びが重要ということになります。
相手がいても結婚の環境を整っていないことへの不安が高いと、その先の一歩にためらいを感じてしまうということなのです。結婚を考えている人は、地盤を固めるための環境整備とパートナー選びが重要ということになります。